注文住宅は設計の自由度が高いため、施主さんや家族の希望に合った家づくりを実現しやすいと言えます。そのため動機についても、注文住宅ならではの傾向が見られます。既に建てた人の動機を知っておくことで、後から何かと役に立つかもしれません。まず最も目立つのが、自分や家族の好みに合ったデザインや間取りの住まいが欲しいというもの。
建物の外観をお洒落な南欧スタイルにしたり、子どもの成長に合わせながら可変できる間取り、あるいは家事がしやすい水回りの配置を希望するなど、デザインや間取りに関する動機が目立ちます。また環境や持続可能性を重視する方であれば、最新の住宅設備の実現を動機にするケースもあります。例えば断熱材を多く取り入れて、エアコンを使用する夏場や冬場の熱効率を高めたい、太陽光発電システムで省エネ住宅を建てたい等、このように環境に配慮した住まいを動機にするケースも少なくありません。さらに地震や台風等の災害地などでは、災害に強い住まいを動機にする方も目立つ傾向があります。
耐震性に優れた免震構造の家を希望したり、風当たりに強い鉄筋コンクリート造にするなど、防災対策の観点から注文住宅を求めるケースが目立ちます。住まいを将来の投資対象として考える方にも、注文住宅を希望する傾向があります。外観デザインを洗練されたモダン建築にしたり、水回りの設備を最新モデルにする、あえて交通の利便性に優れた立地にあえて注文住宅を建てることで、地価の上昇を期待するなど、このようなケースも決して珍しくありません。
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